痩せてみて太ってみた - 書評 - 病気にならない生き方
2010年2月16日 23:31とりあえず痩せてみた。
次のグラフは2006年5月から2009年12月までの約3年半の体重と体脂肪率の記録で、食生活を変えた2006年7月からの約半年で10kgほど急激に痩せました。
体重は 69kg から 58kg となり、体脂肪率は 15% から 9% になりました。この間にしていた仕事はオフィスワークで運動は殆どしていません。食生活の改善で行ったことは、油物や乳製品やお菓子などのジャンクフードを避けただけです。
痩せたきっかけ
子供の頃の食生活は揚げ物やお菓子などのジャンクフードだらけで、確か高校生の頃は 80kg くらいはあったと思う。ピザとか大好き。
二十ぐらいの頃から 70kg くらいに落ち着いたけど、それでもやっぱりジャンクフードであることには変わりが無かった。ご飯は炊いてもレトルトや冷凍食品が中心で、菓子パンや揚げ物の惣菜を普通に食べていた。
そんな食習慣を変える切っ掛けになったのは、テレビで新谷弘実(しんや ひろみ)という医師が出演していたのを観たことから始まる。彼は見た目が五十代だというのに実際は七十歳で、かなり若く見えた。そんな彼の著書「病気にならない生き方」の本を読んでから食習慣を変えてみようと思い立った。
目次はこちらから引用
病気にならない生き方を目指して 『病気にならない生き方』 目次
プロローグ 病気にならないで長く生きる方法がある
第1章 常識を信じていると危ない!
四十年間、私が死亡診断書を書かなかった理由
元気な百歳になる方法
流行の健康法にはウソがいっぱい
肉を食べてもスタミナはつかない
胃相と腸相が教えてくれること
アメリカ人の腸と日本人の腸は何が違うか
日本人の胃ガン発生率はアメリカ人の十倍
胃薬を飲めば飲むほど胃は悪くなる
薬はすべて基本的に「毒」である
本当のことは体に聞かないとわからない
健康のカギは「エンザイム」の量だった
すべては「ミラクル・エンザイム」で説明できる
抗ガン剤でガンが治らないのはなぜ?
食の常識を信じていると命が危ない
牛乳を飲みすぎると骨鬆症になる
「ヨーグルト神話」に疑問を感じるこれだけの理由第2章 太く長く生きるための食べ方
あなたはあなたが何を食べているかで決まる
新谷食事健康法でガンが再発しない理由
とにかくエンザイムの多い食べ物を食べなさい
錆びたものを食べていると、体も錆びる
マーガリンほど体に悪い油はない
日本人の体に油ものは適さない
必須脂肪酸の上手な摂取法とは?
市販の牛乳は「錆びた脂」ともいえる
牛の乳は本来、子牛のための飲み物である
人間より体温の高い動物の肉は血を汚す
「赤身の魚」は新鮮なうちに食べるのがコツ
植物性八十五%、動物性一五%が理想の食事
白米は死んだ食べ物である
人間の歯の数はなぜ三十二本なのか?
「よくかむ」「腹八分目」が健康によい理由
肉食動物はなぜ草食動物を食べるのか?
まずいものを食べていては健康になれない第3章 この習慣が健康な体をつくる
病気の大半は遺伝よりも習慣に原因がある
習慣は遺伝子を書き換える
「酒」と「たばこ」は最悪の生活習慣である
睡眠時無呼吸症候群はこの習慣で治る
食事の一時間前に水を飲みなさい
水はミラクル・エンザイムのよきパートナー
還元力の強い水こそ「よい水」の条件
やせたい人は「よい水」をたくさんとろう
エンザイムを補えば、食べすぎはなくなる
便通がよくなる画期的な方法
ミラクル・エンザイムの消耗を防ぐ生活習慣とは?
こまめに五分の仮眠をとる
運動の「しすぎ」は百害あって一利なし
チャップリンが七十三歳で子供をつくれたワケ
生理がなくなってからが、本当のハッピーセックス第4章「命のシナリオ」に耳を傾ける
命には寿命をまっとうできる仕組みがある
臓器別医学は医者をダメにする
「今夜の焼き肉」より「十年後の健康」を選べ!
人間が生きていけるのは微生物のおかげ
善玉菌が増えやすい腸内環境を整える
人間の体と土地は切っても切れない関係
農薬を使った作物に生命エネルギーはない
「愛」は免疫力を活性化させる
すべては「命のシナリオ」に書き込まれているあとがき エントロピーからシントロピーへ
この本は病気にならない新谷弘実の生き方を示したもの。食べ物を扱う胃や腸の状態を悪くしないことが健康である上で重要であるとして、自ら実践している食生活の紹介と、よく食される食品のなかで得に食べるべきではないものを挙げていた。
痩せたのはこの本で挙げてあった食品を食べなくなったから。しかし、初めに食生活を変える上で困った。肉や油物、砂糖や食品添加物が含まれている物を避けると、スーパーで買えるのは1割ぐらいの食品しかない。
今まで当たり前のように食べていたものが食料としては扱われなくなったことで食べるべき物を確保する難しさに直面したが、ちょうどその頃に本の続編が「実践編」として出版された。
この実践編のエピローグに『私が本書を通してお伝えしたかったのは、単なる「健康オタク」として生きる方法ではありません
』とあったことで無理をしようとしていた自分に気がついた。また、「本書の健康法をすべて並行して行うのが理想ですが、それが無理な人は、まずは食事だけというように一つでも二つでもよいので、できるところから始めていただきたいと思います
」とあったことから、自分の体に問いかける食生活に挑戦した次第です。
料理ができないので簡単な食事が中心でしたが、去年の誕生日の一日は次のような食生活を送っていました。
まず、朝6時半くらいに起きてペットボトルの天然水を750mlほど飲み、顔洗ったりストレッチして30分経った頃にりんごを食べました。
それから45分ほどした頃に朝食として、玄米・ジャガイモと玉ねぎとワカメのみそ汁・海苔・納豆を食べました。
11時頃にあんぽ柿を食べ。
お昼ご飯の30分前に750mlの水を飲み、その後お昼は、玄米(中に味噌を入れ、上に胡麻を振り掛けてある)・ジャガイモと玉ねぎとワカメのみそ汁・海苔を食べました。
夕食の30分前に500mlを飲み、夕食は玄米・にんじんとピーマンを蒸したもの・海苔・納豆を食べました。
料理ができないので基本的に野菜をみそ汁にするぐらいしかなく、いつもこんな感じで質素でしたが、体が軽くいつも快適で、これまでの人生の中で最高の食生活でした。
体が正直にこういった生活を望んでいることが分かり、これでもまだ料理が出来ていなかったりしますので、食生活の改善はまだまだ先がありますが、病気にならない生き方として食生活の改善が必須であることは確かめることができました。
太ってみた
さて、酔狂な生き方では、痩せ方を確かめた後に太り方も確認しました。
その方法として、とにかくお菓子や油もの食べました。
実に簡単。
2010年2月現在、最終的に体重は 58kg から 65kg となり、体脂肪率は 9% から 13% になったことになる。
ダイエットに運動はいらない
食生活を変えている間は運動を殆どしておらず、痩せたり太ったりしたなかで確かに実感したのは、ダイエットに運動は必要なく、食べているものの内容で太るかどうかが変わった。
油ものは得に太ります。脂肪として確かに蓄積される。
続いてお菓子は蓄積はあまり感じませんが、食生活を乱す効果が高い。砂糖はやっぱり中毒性があって、大量に食べると体の水分が奪われて気持ちが悪くなるだけじゃなく、買い物に行った際に衝動的にお菓子に手を出すようになるので、習慣的に栄養が奪われる感じになる。結果奪われた分を補うために他のものも食べたくなりました。
食べた分を運動で消費しようとするダイエットが成功しないだろうなと思うのは、上記の栄養が奪われる感じがあるからで、ジャンクフードにより栄養が奪われるのと運動により奪われるとなれば、当然その分を食べて補うしかないから無理なんだと思いました。
食生活にジャンクフードがないときは水を飲んでから30分から1時間で小便として水分が出てきますが、お菓子を大量に食べたときは得に水分が奪われるのを感じます。喉が乾くし、水分をとってもトイレにすぐには行かないで、体の中で水が利用されているみたい。小便も変な匂いがするし、夜にお菓子を食べたときは寝て起きたときにものすごい体が乾いていることを実感できる。
食べたものから栄養を得るのではなく、栄養を奪うものを食べているのだとしたら、運動はダイエットには何ら貢献しないと思う。カロリー計算では食べたものが足し算となるが、体に入れる量ではなく栄養をどれだけ体の中で効果的に利用できるかを考えると、食べたものによっては引き算で栄養を奪うことがあるからだ。
運動をすると精神面も活動的になるし、体がなまらないので健康のためには運動が重要だと感じる。しかし、ダイエット運動はいらないってのが答えになった。
伝えられる食生活
2008年12月に9年ぶりに実家に帰っていた。その時に見た食事の内容が子供の頃と同じで、やっぱり食習慣は伝えられていくものだと実感した。
沖縄そばや人参しりしりーが懐かしかったけど、マーガリンをたっぷり塗った食パンや、あんパンなどの菓子パンを朝食として食べてたり、揚げ物中心のオードブルなんかも昔と変わっていなかった。
また、印象的だったのが私の姉やその子供である姪が、コーラを冷蔵庫から取り出して一口飲み、また冷蔵庫に戻すという、自分も子供の頃にしていた飲み方をしていたことだ。ジャンクフードであれ、それもまた食習慣としてちゃんと伝えられていた。
その頃の私は既に食生活を改善することで健康的な生き方ができるのだと感じていたが、だからと言って食の習慣を変えるというのは思うほど簡単ではないことも実感していた。家族にその考えを押し付けるわけにもいかず、どうやって家族の食生活をよい方向に仕向けることができるの考えていたが、とりあえずその時は「病気にならない生き方」の本を参考に食生活の改善を始めたって話をして、その二冊の本を親に渡すだけにした。
家族によい食生活を送ってほしいと心から願う。だから食性活についてもっと学ばなければならない。自分の体に問いかけ、その答えを聴きながら。
ごちそうさま
「病気にならない生き方」この本にも書かれていた咀嚼の重要性は、食べ物だけではなく、知識や経験にも当てはまることですが、吸収することではじめて自分を活かすことができるようになります。
科学的に十分証明されていない本書での主張などに対するツッコミは上記のリンクから amazon のカスタマーレビューを見てみるといいでしょう。
著者の本を読んだ後に一度だけ講演会にも行ってみたのですが、実に面白い人で病気にならない生き方を医者の概念に囚われず追い求める元気な人でした。本書の旨味は、やっぱり読んだ後に食生活を変えてみることでしか味わえません。私は新谷弘実が本書を通じて伝えようとした「病気にならない生き方」を確かにいただきました。
食生活を改善するため冷蔵庫にあったマーガリンや牛乳を捨てたとき、食べ物を粗末にしてはいけないという抵抗感がありましたが、今では体を粗末にしてはいけないという考え方で食品を見るようになりました。そのおかげで本当においしいものを食べることができるようになりましたので、著者には感謝しています。
ごちそうさまでした!!
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