経済的自尊心の呪縛
2009年3月 6日 22:15何故かは解らないけど、自分が誤解していると思うことでも正解に繋がると感じるときがある。
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今回の金融危機は、これにきちんと正面から答えよという経済から経済学者への回答要求のように感じてる。
本質的な問題は、生産性を高めてGDPを引き上げ、雇用を創出することだ。
今は働かなくては生きてはいけない非常時ですから、多少の不快な感じの事件があっても、我慢できますけど、これが本来みな働かなくていい世の中でしたらどうでしょうか?
労働力を提供するしか商品的価値のない私は、その労働力を買ってもらえなければ資本主義という条件の下で価値を失うことになりますが、そのことが人間としての自尊心まで失うことになるのかどうかを考察しています。
自尊心を保つ方法としては、社会か自分の、まずどこに価値を見出すか選べますが、自分と他者の尊厳を両立するには、価値観の相違があってはいけません。なぜなら、価値とは両者の間にあるからです。
今の自分が社会的に価値があると認められていなくても、向上心が伴う限りは自尊心を得られるものです。ですが、向上心が伴わないとしたらどこに価値観を見出しても、それが結果に繋がらないので認めることができないでしょう。
私は20歳の時に、30歳まではフリーターとして生きると決めました。当時は何故そのようなことを思い立ったのか解らなかったのですが、これは結果として向上心が欠けた状態になりました。正確に言えば、向上心はありましたがアルバイトという雇用形態では責任のある仕事を任せてもらえないので、仕事で技能を向上する機会を失うということです。
また、趣味においても認められるほどの成果を出さないようにするのが大変でした。向上心はあるのですが、私が見出したものは向上心の欠けた生き方ですから、結果を出したくても出すだけの技術力を得ないように必死でした。
向上心があることに加えて、生活の為に働かなければならなかったのと、仕事をいい加減にはできないので、中途半端な技能が身についてしまったと言うべきでしょう、何より生活が回らなくなる状況に自分を追い込むのは自尊心が許してくれなかったのです。
しかし、やっとのことでその自尊心に打ち勝ち、死亡フラグが立ちました。一応、社会的な価値としては向上心の欠けた生き方となるでしょう。
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理解が簡単で正しい概念というのは、それが簡単であればあるほど、そして正しければ正しいほど、実現には困難を伴うものである。
ベーシック・インカムの実現に伴う困難には二つあると考えています。ひとつは価値観で、もうひとつは自尊心です。
これを読むすべての人へ。あなたが持っているお金が、あなたが稼いだものであるのならば、そのお金はあなたのものだとという価値観があるはずです。そのお金を向上心を伴わない生き方をしている私に与えることができるのか考えてみましょう。
実際にPayPalで寄付できます。
家計簿を付けて公開しているので寄付があれば確認もできます。
まずは価値観がお金を与える理由を必要とするでしょう。この寄付はベーシック・インカムではありませんが、こういった価値観を受け入れることができるかを考えるには十分なはずです。
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そして何より、「それが正しい」だけでは合意は形成出来ない。「それが出来る」見込みがあってはじめて合意にまでたどり着けるのだ。
社会の仕組みを変えることは大変ではあるものの、自分自身を動かすことの方が困難を極めます。経済に道徳があるとするならば、千里の道も一歩から始まるものであり、これを読むあなた自身が歩まなければ経済に道徳はありません。
決断が正しくなければならないと思う気持ちが呪縛になることがあります。私のしていることは明らかに誤りがあり、これでは継続できない。施しをする方でありたいという気持ちが自尊心なのか、働くということが自尊心となるのかは、ベーシック・インカムにより生活に困らなくなれば解るのかもしれませんが、歩む方が絶対に先なのです。
仮に、仕事好きでお金の使い方を理解している人が、私に寄付をしてくれたとしましょう。寄付する理由は私には解りません。それで借金がなくなり、それ以上にお金をもらったので働かなくてもよくなっても、憐れむことなく尊重されているのかは気になります。
ベーシック・インカムは皆が平等にお金を受け取ることで同じ立場になるのではなく、異なる立場でも平等に扱うことで個人として尊重することです。そして、個人として尊重し合う関係が、経済的自尊心の呪縛から解放される社会を築く方法なのです。
たぶん、ベーシック・インカムってそういうことかな。
これを読むあなたは私に寄付してくれますか、つまり、憐れむことなく尊重するという理由からお金を与えることができるかです。おそらくできないでしょう。様々な理由があるでしょうが、私はそれを経済的自尊心の呪縛と考えています。
